「エメル リファインズ」の2019−20年秋冬はビンテージやミニマムなどがキーワード

ユナイテッドアローズのウィメンズブランド「エメル リファインズ(EMMEL REFINES)」は、「ジュエル チェンジズ(JEWEL CHANGES)」からリブランディングし2019−20年秋冬で2シーズン目を迎える。ファーストシーズンはコンセプトのソフトモードフェミニンを提案する軸と、「ジュエル チェンジズ」の軸だったフェミニンモード、コンサバスイートといった通勤スタイルの2軸で進めて来たが、秋冬はこの2軸を融合したスタイリングを訴求し、より裾野を広げる。

「春夏は2人の主人公がいて、2つのスタイルがあった。秋冬は1人の女の子の部屋をイメージし、その女の子が好きなものに囲まれて過ごすワードローブを提案する」(担当デザイナー)と語る。キーワードは、“70年代ビンテージ”“90年代ミニマム”“クリーンフォークロア”“カジュアルモード”。素材でオリジナルプリントのビンテージライクなペイズリー柄などを採用し、デザインでシャツワンピースにすることで、ビンテージに寄り過ぎない、今っぽさを加える。そのほか、べっ甲のアクセサリーをつけたトップスやクロコの型押しバッグ、大きめの指輪など雑貨でビンテージ感を表現した。キーカラーは赤みのあるブラウンからピンク、テラコッタに、くすんだブルーやピスタチオカラーをアクセントにする。アイテムはシェア45%と強みであるスカートとワンピースをさらに強化する。

また秋冬はコラボアイテムを拡大する。マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)をモチーフにしたTシャツやパーカなどをそろえる「ジョージ バリス(GEORGE BARRIS)」や、本格的なダウンで山にも日常にもマッチする「イエティ(YETI)」、カットソーやパーカなどをそろえる「フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)」などを展開する。

現在、EC化率は30〜40%。「オフィシャルのSNSもそうだが、店頭のスタッフが個人的なSNSでも発信している。『エメル リファインズ』だけではなく、ほかのブランドとのスタイリングをアップしたり、スタッフ同士で写真を取り合ってアップしたりと楽しんでいる。こういった楽しさを伝えたい」と語る。

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