「グッチ」の球根を育て、「バーバリー」の店長会に出席、メガネ大賞授賞式で重責を思う

台風19号は恐ろしかったですね。被害に遭われた皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。そして一日でも早く平穏な日常に戻れますよう、心からお祈り申し上げます。

先週はパリコレ情報のアウトプットや年末年始の特集の打ち合わせなど内勤が多く、写真に残したネタは少なめでした。会議ばかりしていたらあっという間に年末が来そうです。さあ、今週は「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week Tokyo)」です!

パリから帰国した翌日。ベランダに放置していた植木鉢に芽が出ていました(写真5枚目)。枯れてしまったと思っていたからその生命力に驚きです。

植えていたのは、以前「グッチ(GUCCI)」からもらった球根(写真1枚目)でした。何の球根か説明がなかったのでまずはネットで調べておおよそ識別(写真2枚目)。それぞれに育て方があるのでしょうが、絵のように“咲き乱れ”させたいというエゴを優先し今春、やや強引に一つの鉢に植えました。結果、ヒヤシンスなどがきれいに咲いて(写真3、4枚目)万々歳でしたが、予想と違ったのは“ひとつの花が咲き終わる頃に次の花が咲く”という現実。「グッチ」の“フローラ” のように“咲き乱れる”のは理想の姿でした。

それにしても球根は大切に扱うと繰り返し花を咲かせるのですね。今季の「グッチ」が見せたサステイナビリティーのメッセージが頭をよぎります。繰り返し咲かせることができたらアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「GUCCI」クリエイティブ・ディレクターに報告しようと思います。

国際メガネ展IOFT内で開かれた「メガネ大賞2020」の授与式に審査委員として出席しました。応募製品と真剣に向き合い選びましたが、受賞で喜ぶ方の笑顔や、逆にグランプリを逃してがっかりする人の声を聞くと責任の重さを感じます。一つの製品には長い時間をかけた開発やデザインのこだわりが詰まっているのだから当然ですよね。隣に座った海外からの受賞者の方はグランプリを逃したことが本当に悔しそうで、通訳の方に他社製品の特長を事細かに聞いていました。こうやって研究のきっかけになるのもアワードの意義ですよね。

IOFTはアジア最大のメガネの国際商談展で、会場は東京ビッグサイト内に新しく完成した南棟でした。東京ビッグサイトは2020年東京オリンピック・パラリンピックでメディアセンターとして活用されることから、一部はすでに準備工事に入っています。南棟へ向かう歩道からは東京湾が臨めて開放的です。

主催社であるリード エグジビジョン ジャパンの皆さんはいつ何時もやる気に満ち満ちていて営業力が高く関心していますが、それを象徴するのが会場入り口にドカンと張られている「次回出展申込受付中」パネルだと思います。文字通り、次回のIOFTの予約を受け付けるマップで、予約が入った場所がマークされています。迫力あります。ストレートで分かりやすい訴求って大事です。

タクシーに乗ったら「WWD JAPAN.com」の記事が流れてきたので慌てて連写。突然のシャッター音に運転手さんがビク~ッ!!としていました。ごめんなさい。外で自社の広告を見るのってソワソワします。外出先で家族と会うと照れ臭い感じとでもいいましょうか。タクシー内の広告は、業務効率化のCMが多いからいい意味で目立ってよい感じ。今秋から10都市で流しており、都内は9200台が該当します。当たったらラッキーと思ってくださいね!

「バーバリー(BURBERRY)」の店長会に呼んでいただき、ラグジュアリービジネスの傾向やその中での「バーバリー」の位置づけについてなど、話をしました。人前での話は慣れている方ですが、「バーバリー」を熟知している人たちの前で「バーバリー」について語るのはさすがに少し緊張します。

こういった登壇の場で自分に言い聞かせているのは「日頃考えていること以上は話せないのだから無理して良い事を言おうとしない」と「目の前にいる人たちと対話をしながら話す」です。こちらからの一方的な話であっても、聞き手の空気は十分伝わってくるので、その空気を受け止めながら「ん?通じてない?」と思ったら言葉を代えて言い直したり、聞き手に助言を求めたりしながら場を作り上げるようにしています。店長の皆さんに伝わっていますように!

終わってから、バーバリー・ジャパンの皆さんと記念撮影。左から、山口エマ=マーケティング&コミュニケーション ディレクター、自分、小田切賢太郎社長、吉場拓リテールトレーニング&エデュケーションシニア マネージャー。トーマス・バーバリーのTBポーズを教わりましたが、私だけできてないみたいです。

サステイナビリティーに関するアクションは2020年春夏コレクション全体を通じての大きなテーマとなりました。ミラノ・コレクションはそこにどのような答えを出したのか!?特集をぜひご覧ください。おやつは寒くなると食べたくなるスターバックスのこれ。

乳がんを経験した女性たちと学生との協業によるファッションショーのキックオフミーティングに参加しました。ショーの舞台は、セレクトショップのイザ(IZA)が毎年開催しているチャリティーイベント「イザ ピンク クリスマス(IZA PINK CHRISTMAS)」。このイベントは、乳がん検診の重要さを啓もうするのだ!同時にファッションの楽しさ美しさを伝えるのだ!!その2つは相反しないのである!!!という強い信念を持つイザの田中タキ代表のパッションと行動力から生まれたもので、その主旨に賛同して私も毎年参加しています。

学生は大阪文化服装学院のスタイリストマスター科の皆さん。モデルとなる女性たちの中には乳房を全摘出している方もいます。でも大事なのは、そこだけではありません。それは彼女たちのひとつの側面。乳がん(も)経験した女性たちの人生を丸っと輝かせるスタイリングができるのか。学生たちの聞き出し引き出す力と、本人の予想を上回るような提案力が問われます。さてどんな仕上がりになるのか。楽しみです。

ミーティングの後はプロのモデル園田マイコさんによるウォーキングレッスンも。歩き方が変わると皆、グイっときれいになります。