2020年ファッション業界の流行&ヒットワード パート

2020年も間もなく終わろうとしている。今年のファッション業界は、”アベノミクス消費”に歓喜したり、”プロデューサー巻き”に代表されるバブルファッションの波がストリートに押し寄せたり、新たな購買行動の”ショールーミング”が話題になったりと大忙しの一年だった。ここでは、今年流行した話題のキーワードを「WWDジャパン」が勝手に選定。あなたはいくつわかりますか?

ラグジュアリー・ブランドのロゴをパロディしたアイテム。人気モデルやブロガーたちから火が付き、ストリートやモードのコーディネートに合わせるスタイルが流行した。ただし、あまりに似すぎていたり、過激なメッセージを加えてしまうと笑えない事態になるので注意したい。

ニットやシャツを肩にかけるスタイル。かつてはテレビ局のプロデューサーか石田純一(同氏は”純一巻き”と公言していたが、あえなく不採用)くらいだったが、今年は10代〜20代の若者たちに大ブームが到来。男女の性差、青文字系・赤文字系の雑誌の垣根をも飛び越え、思い思いに肩掛けスタイルを楽しんだ。肩にかけたニットはいつ着るの?今でしょ!

パンプス以上ブーティ未満のデザインの、甲深パンプスのこと。シューズ界に突如出現した期待の新星で、百貨店やセレクトショップのバイヤーが今季売り上げ絶好調の太鼓判を押す、シーズン問わず履ける優れモノだ。「『パンプス』と『ブーティ』の掛け合わせなら『パンティ』だろう!」なんて寒いツッコミをいれると、女子社員から靴が飛んできますぜ。

eコマース用語の一つで、オンライン・トゥー・オフラインのこと。オンライン(インターネット)の情報がオフライン(実店舗)の来店動機を促すプロモーション手法。オンとオフを使い分けるよりも、オンとオフを連動させるほうが今っぽいというワケです。

あの”ヒルズ族”の進化系として、主にアフィリエイトビジネスで大金を稼ぐ種族。カリスマ的存在の与沢翼は11月、新雑誌「ネオヒルズ・ジャパン」を創刊!と同時に暴行容疑で書類送検されてしまった。レスリー・キーによる撮り下ろしの表紙がなんともバブリーだ。